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2011.10.12 (Wed)

邦訳を読んでみました

絹狂った旋律

先日読んだ 『Seta』 の邦訳を、図書館で借りて早速読んでみました。
イタリア語の原書で読んだものの日本語訳を読むのは、今回が初めてです。

あくまで私の個人的な意見として書かせて頂きますが、
やはりこれは日本語訳だと魅力が半減しているような気がしました。
と言っても、訳が悪いわけではありません。
訳の上手い下手とかは関係なく、オリジナル本来の魅力である文体のリズムが、
日本語では100%再現できないんですよね。
一番気になっていた、最後の「手紙」の箇所は、
やっぱり日本語で読むとストレートすぎて(母国語だから、そう思うだけ?)(^^ゞ、
そのうえ訳語の一部は英語のカタカナ表記になっていました ^_^;。
でも、訳者の方は本当に大変だっただろうなぁ・・・、
どの訳語をあてるかには、相当悩まれたんだろうなぁ・・・と、思わずにはいられませんでした。
(この作品を読んだ方にしか分からないような書き方ですみません)

『絹』 をあっという間に読み終えてしまったので、
イタリア小説の邦訳版で懸案だったもう一冊も、読んでみました。
昨年5月に原書で読んだ 『Canone Inverso』 の邦訳 『狂った旋律』 です。
日本語訳で読んでも、やっぱり読後感は一緒でした(^^ゞ。
原書読了時には、私の理解不足のせいでモヤモヤが残ったのかと思いましたが、
それが原因じゃなかったみたいです。 (よかった~(^^ゞ)

訳者もあとがきで書いていました。
「この作品をミステリーと呼ぶかどうかはともかく、
すぐれて文学的であって、しかもミステリーの雰囲気を
色濃くはらんだ作品であることは確かである。 (中略)
じつは、最後まで読み終えてもこの作品には不可解なままで
謎が残るのであり、読者は深い霧のなかに迷い込んで
呆然とたたずむような思いを味わわされるのである」

ミステリー愛読者の私としては、やっぱり散りばめた謎は
すべて回収して作品が終わることを期待してしまうんですよね(^^ゞ。
これまで読んだイタリア語原書で、ミステリーのつもりで読んだのに、
謎が残ったままで消化不良な読後感を味わったものは、他にもあるんです。
ミステリーではなくて、あくまで「ミステリーの要素をはらんだ作品」というのが、
イタリア文学界には多々あるんでしょうか??
う~ん・・・でも、やっぱり途中で張った伏線は
書いた本人の責任として、ちゃんと解明して欲しいんですよね~(^^ゞ。

テーマ : イタリア語 ジャンル : 学問・文化・芸術

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