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2008.03.11 (Tue)

第二外国語

先週、担当している英語の読解クラスで「ロマンス諸語」に関する題材を扱いました。
ロマンス諸語とは、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語
といった、共通の先祖(俗ラテン語)から派生した諸言語の総称です。
基になる言語が同じなので、この5つの言語には文法や語彙の類似点が多くあり、
違うのは音声(発音)だ、といった内容でした。


その英文には、英語以外の外国語を全く知らない高校生だと
理解しづらいかもしれない、ロマンス諸語の文法についても書かれていたので、
英文解釈の助けになるように、いくつか具体的な例を挙げて補足説明をしました。
英語と違っていかに動詞の活用が複雑かを知って、驚いていた生徒もいたようです。


クラスの中には何人か大学生もいるので、脱線ついでに
「第二外国語は何を取っているのか」訊いてみたのですが、
なんと、その日偶然居合わせた大学生は、皆「何も取っていません」とのこと。
ビックリです。全然知りませんでした。 
今って、第二外国語は必修科目じゃないんですね。
すべての大学で任意履修とは思えませんが、そういう大学が増えているみたいです。

私は大学時代、第二外国語でドイツ語を履修しました。
でも本当に苦痛で、二年間、まさに嫌々ながら学んでいたんです。
もしも当時、任意だったら、私も第二外国語は取らなかったような気がします。
あの頃は、なるべく楽をして卒業したいと思っていたような・・・(^^ゞ。
今は、昔と比べて、大学時代に英語以外の外国語を学び始める人が減っているんですね。
NHKの英語以外の講座が縮小傾向なのも頷ける気がします。


大学の一般教養は、自分の興味の無いことでも勉強してみる良い機会なのに、
「やりたくなければやらなくてもいい」なんて。。。どうなんでしょうねぇ? 
でも昔の私のような、嫌々ながら仕方なく勉強している人が減っているわけですから、
考えようによっては、いいのかもしれません・・。
学生時代から、自発的に学び始めるのが一番だとは思いますが、
社会人になって、本当に学びたいと思ったら、それがその人にとってのベストタイミング。
語学は楽しみながらでないと、なかなか継続は難しいですからね。

テーマ : 語学の勉強 ジャンル : 学問・文化・芸術

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*Comment

第2外国語を履修していないというのは意外でした。でも実質的な効果を考えると止むを得ないようにも思えます。私もドイツ語でしたが、卒業後10年以上経ってもうすっかり忘れている時に、ドイツ語での仕事があったのです。コンサルタント的な仕事で、ドイツ語の書類、それも10cmほどの厚さのファイルを3冊も読む羽目になりました。当初は悪戦苦闘でしたが、辞書をスムースに引けるようになってからは、意外と簡単な作業だったのを思い出しました。これも、僅かであっても学校での学習の成果だったと思います。
Mammo |  2008.03.11(火) 14:04 |  URL |  【コメント編集】

■いやいやでも、やらせることって大切です

大学の第2外国語、私も最初はあまりやる気はありませんでしたが、
それでも、無理やりやらせるっていうのも大事だと思います。
英語さえできればいいっていうのはよくないですよねぇ。
まあ、英語すらできないってのもまずいのかもしれませんが。

あんまり、役に立たないことが将来、実は役に立つっていうのが、
私の持論です。
高校のころ、世界史を勉強していて、一番役に立ちそうもなかった美術史なんかが、絵を見るようになると実は役に立っていたり。

先日、人事を担当している同期が言ってました。「最近の若いやつって、
どういう仕事をやりたいか知ってるか?アンケートをとったら、
自分のスキルアップにつながる仕事が一番。世のため、人のため
じゃなくて、自分のためなんだよなぁ・・・」

なんか、目先のことばっかり追いかけているきがするんですよね。最近の人達って・・・。
ウィル |  2008.03.11(火) 23:35 |  URL |  【コメント編集】

■Mammoさん

10センチのファイルを3冊も・・・それもドイツ語で。。考えただけでも気が遠くなりそうです(^^ゞ でもそれを途中から「意外と簡単」と感じるなんて、Mammoさん凄いですね。☆今では殆ど何も単語は思い出せませんが、格の変化や分離動詞(っていう名前であっていたかしら?)など、英語には無い文法事項があったことは何となく記憶にあります。もし万が一、今後ドイツ語に取り組む機会があれば、第二外国語での経験が少しは役に立つこともあるのかな・・。
maria |  2008.03.12(水) 11:09 |  URL |  【コメント編集】

■ウィルさん

大学に入学した時点で、第二外国語について具体的なイメージを持っている生徒は殆どいないと思うので、自分が学んでみて面白いと思えるかどうかさえ、想像できないだろうと思います。 その時点で第二外国語を任意履修にしてしまうのは、生徒にとっても大きな損失ですよね。
ウィルさんのように、初めは必修科目だからという理由で始めた人でも、段々と興味が湧いてきて、結果的にそれが留学に繋がる人だっているんですもんね。 せめて1年間だけでも必修にして、2年目からは希望者のみ継続にすればいいのに、と思います。
maria |  2008.03.12(水) 11:17 |  URL |  【コメント編集】

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