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2009.06.19 (Fri)

カラスの飼育

「まいにちスペイン語」、金曜日はことわざの日です。
今日のことわざは、Cría cuervos y te sacarán los ojos.でした。
直訳では「カラスを飼うと、目をくり抜かれる」ですが、
意味は「飼い犬に手をかまれる」と同じです。
恩を仇で返すという同じ意味でも、随分表現の仕方が違うのが興味深いですよね(^^ゞ

ところで、番組中のフリートークで映画の話になりました。
実は、今日の番組冒頭でカラスという言葉が出てからずっと、
私はあるスペイン映画のことを思い出していたので、
まさにその映画の話になって、嬉しくなってしまいました。

カラスの飼育

邦題は『カラスの飼育』です。
ベゴーニャさんもアルベルトさんも観たことがないとのことで、
福嶌先生は、古い映画(1975年)だから無理もないって感じの反応でしたが、
もちろん私も公開当時に観たわけではありません(笑)。
たぶん今から15~6年くらい前だと思いますが、テレビで深夜に放送していました。
当時は、テレビ放送される英語やスペイン語の映画をよく録画して観ていたんです。
『カラスの飼育』も、その中で偶然観た一本です。

かなり変わったタイトルがまず印象的ですよね。
観る前は、きっと主人公がカラスを飼っていて、
その動物とのふれあいみたいな話だろうと勝手に想像していました(^^ゞ
でも実際に観てみると、当初の予想に反して「ほのぼの」とはかけ離れた話でした。
子供の無邪気さゆえの残酷さ、みたいな結構重い話だったように記憶しています。
でも重いんだけど、妙に引き込まれる不思議な魅力のある映画でした。

観終わってまず感じたのは、「何故このタイトル?」という疑問です。
カラスは出てこないんですよ。 
主人公の女の子がカラスを飼っている話じゃありませんでした(^^ゞ
今日の放送で原題が『Cría cuervos...』だと知り、ようやく謎が解けたわけです。
このタイトルの「...」の部分に「y te sacarán los ojos」が仄めかされていたんですね。
この諺がベースになっているタイトルなら、カラスが映画に登場しなくても納得です。
映画の内容から言っても、この諺と繋がりますし。

でもスペイン人ならタイトルから、その真意を理解できるでしょうけど、
その諺を全然知らない日本人に「カラスの飼育」とされても全く意味不明ですよね?
過去にこの映画を観た人で、私と同じような疑問に悩まされた人は多いと思います(^^ゞ
今ならインターネットで色々と調べることが出来ますけど、
私がこの映画を観た当時は、自宅で何か調べものをするというのは限界がありました。

正直言うと、細かいストーリーは忘れてしまいましたが(^^ゞ、
今でも鮮明に覚えているのが、主人公の少女の存在感と
一度聴いたら耳から離れなくなる歌のメロディーです。
映画の中で何度も流れた気がします。
たしか映画のラストシーンあたりで、少女本人が口ずさんでもいました。
その歌の事も、今日の放送で話題に上っていました。
タイトルは「Porque te vas」
早速調べると、すぐに見つかりました。
歌だけでなく、映画の一部も観られます。
今って本当に、便利ですね!!



最後にもう一つ(^^ゞ
今日の放送を聴くまで、この映画がカルロス・サウラ監督の作品だとは知りませんでした。
カルロス・サウラ監督といえば、やっぱり 『フラメンコ』や
フラメンコ三部作とも呼ばれている『血の婚礼』『カルメン』『恋は魔術師』が
有名だと思いますが(ちなみに4作品ともDVDを持ってます(^^ゞ)
それ以前の作品には、こういう映画もあったんですね。
『カラスの飼育』を観たのは、フラメンコを始める何年も前ですが、
自分でも知らないうちに彼の作品を観ていたというのは、ちょっと不思議な気がしました。
機会があったら、是非もう一度この映画を観てみたいです。

テーマ : スペイン語 ジャンル : 学問・文化・芸術

EDIT  |  09:39  |  スペイン語  |  CM(2)  |  Top↑

*Comment

■『カラスの飼育』

アナ・トレントがめちゃくちゃ可愛いかった映画ですよね。
でも、ストーリー自体はほとんど覚えていないです…(涙)
放送で福島センセーが父親殺しの映画とおっしゃっていたような気がしますが、そうでしたっけ?
もう1度見直さないと…
いかん、いかん、『ミツバチのささやき』とごちゃごちゃになっている…(^^;)

写真に写っている女の人(←チャップリンの娘さん)、アルモドバルの『Hable con ella』にも出てましたね。
カルロス・サウラ監督とも交際していたらしい(←Wikiより)
とまあ、ゴシップネタはおいといて。

カルロス・サウラはやはりアントニオ・ガデスと組んだフラメンコ映画が1番!
というのが定説?のようです。
私は『恋は魔術師』以外は全部観ました。
mariaさん、機会がありましたら、私が持っている『カラスの飼育』とトレードしましょ!
あんこ |  2009.06.19(金) 22:53 |  URL |  【コメント編集】

■あんこさん

さすが、あんこさん色々とスペイン映画についてもご存知ですね!チャップリンの娘さんとは全然知りませんでした。調べてみたら、交際歴が長い関係でカルロス・サウラ作品に9本出演しているとWikiには出ていました(^^ゞ
記事でも書きましたが、私も『カラスの飼育』のストーリーは殆ど覚えていません(^^ゞ。明確に覚えているのはアナ・トレントの圧倒的な存在感と、あの歌と、子供ってある意味残酷よね・・っていう漠然とした印象、そしてタイトルの不可解さだけ(笑)…なので、私も放送で福嶌先生が父親殺しのことをおっしゃってて、「あ、そういう話だっけ?」と思ったんですよ(^^ゞ でも漠然と残っている映画の印象とは一致するし、きっとそういう話だったんでしょうね(^^ゞいずれにしてももう一度観なくては!!☆細かいストーリーは覚えていないのに、すごく印象深い映画だったことは良く覚えています。なんと、あんこさんこの映画をお持ちなんですね!!是非是非、トレードしましょ!宜しくお願いします♪
maria |  2009.06.20(土) 01:04 |  URL |  【コメント編集】

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