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2008.12.14 (Sun)

Massimo Carlotto

このブログではじめて『Nordest』について書いたとき、
著者のMassimo Carlottoについて書きたいことがある、と
予告していましたが(→こちら)、今日ようやく書こうと思います(^^ゞ

マッシモ・カルロットは、推理小説の分野で活躍している作家ですが、
彼自身も、まるで小説のように波乱万丈な人生を送っているのです。

大学生だった19歳の時(1978年5月)、
マッシモ・カルロットは、偶然ある殺人事件の第一発見者になるのですが、
左翼学生運動に深く関与していたために以前から当局に目を付けられていたせいで、
警察は、遺体の第一発見者の彼を、殺人事件の犯人として指名手配したのです。
きっと無実を信じてもらえないだろうと悲観した彼は、国外に逃亡し、
何年もメキシコで潜伏生活を送ります。
その後、仲間の一人に密告されて結局イタリアに戻ることになり、
帰国後は裁判が繰り返され、その間は刑務所生活。
1993年4月に恩赦が認められて晴れて自由の身となり、
その後、執筆活動を始めて現在に至ります。

1978年の殺人事件では、彼が犯人だという証拠は何も無かったようですが、
でも、他の真犯人を疑うような新たな証拠も無く、結局、真相は分からないとか。
事件のあったパドヴァ周辺では、被害者遺族も住んでいるせいか、
今でもマッシモ・カルロットが犯人だと思っている人は多いようですが、
それ以外の地域では、冤罪だと考えている人が多いらしいです。

自分自身の逃亡体験に基づいた『Il fuggiasco』や
『Arrivederci amore, ciao』は映画化もされています。
Arrivederci amore ciao
あの『輝ける青春』にも出ていたAlessio Boniが主演です♪
どんな映画なのか是非機会があれば観てみたい。

今回読んでいる『Nordest』にも、ある陰謀のせいで無実の罪に問われて
15年間逃亡生活を余儀なくされる人物が登場するのですが、
これはまさにマッシモ・カルロット自身の体験をベースにした感じですよね。

来年4月からの新学期に講読クラスでは、
今回に引き続きMassimo Carlottoの作品を扱うことに決まりました。
同じ作家が続くというのは、かなり異例のようですが、
作風もテーマも全く異なるということで
(そして何よりも、作品そのものが面白いということもあって)
同じ作家が続くことには問題ないと判断されたようです。

今後しばらく、マッシモ・カルロットの作品を読むことが続きそうです。
『Nordest』はもうすぐ読み終わるので、授業外でも
自分で彼のほかの作品も読んでみたいなぁ~と思ったりしています。
マッシモ・カルロットのHP(→こちら)も、是非見てみて下さい。

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テーマ : イタリア語 ジャンル : 学問・文化・芸術

EDIT  |  10:55  |  イタリア語  |  CM(4)  |  Top↑

*Comment

どうも好きな作家になったようですね。
教材の小説の選択は、先生がするのですか?それと小説自体は、イタリアから輸入?それとも日本で購入できるのですか?
Mammo |  2008.12.14(日) 14:40 |  URL |  【コメント編集】

■Arrivederci amore, ciao

「Arrivederci amore, ciao」 (邦題)「グッバイ・キス-裏切りの銃弾-」観ました。「輝ける青春」のマッテオ主演と言う事で観たのですが、本当に極悪非道な嫌な奴で、
一気にマッテオが嫌いになってしまった程です(笑)
本当、原作マッシモ・カルロットとなっています。mariaさんのおかげで、少し興味が湧いて来ました。
この映画の挿入歌は「Insieme a te non ci sto piu'」で、さびの部分が「Arrivederci amore, ciao」で有名な曲です。「息子の部屋」と言うジャスミン・トリンカも出ている映画でも、いい場所で使われていて、とても良い曲ですよ。マリアのDJ(第7回)でも取り上げられていました。(テキスト確認したら、2001年にマッシモ・カルロットが著したベストセラー小説のタイトルにもなっていると書いてありましたー)
大好きで、よく口ずさんでいる歌で、こんな所でつながって不思議な感じがしました。
Nori-rin |  2008.12.14(日) 17:48 |  URL |  【コメント編集】

■Mammoさん

そうです。教材選択はクラスを担当する三人の先生がされています。一学期(半年20回)で読み終われる長さであること(約200ページ)、言葉遣いなどの点で標準的なイタリア語から大きく外れていないこと、イタリアの歴史や文化などを垣間見られること、などが選択時のポイントらしいです。☆通っているイタリア語学校の同じ建物内に、洋書中心の書店があり、テキストなどはそこで購入しています。テキスト以外にも、イタリア語の小説などは色々とありますし、なければ取り寄せてもらうことも可能です。
maria |  2008.12.15(月) 12:56 |  URL |  【コメント編集】

■Nori-rinさん

既にご覧になったんですね。さすが!(それにしても、なんだか安っぽい邦題ですね(^^ゞ) コメントを頂いてから、この映画について検索してみたところ、イタリアの闇の社会を扱ったような作品なんですね。あるサイトでは、バイオレンスとエロスが満載みたいに紹介されていました(笑)
挿入歌、タイトルをYou Tubeで検索したらすぐに見つかりました。色々とご紹介頂いてありがとうございます。 ☆Massimo Carlottoの記事から、色々な繋がりが出てきて嬉しいです。
maria |  2008.12.15(月) 13:03 |  URL |  【コメント編集】

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